稲荷砂川保育園での生活
保育園の1日
0・1・2歳 | 3・4・5歳(異年齢混合) | |
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7:00 | 開園 | |
7:00~9:00 | 順次登園受け入れ | |
朝 | 室内遊び・戸外遊び 月齢、年齢に応じて、一人ひとりの生活リズムに合わせながら過ごす。 |
戸外遊び 室内遊び カリキュラムに沿って保育する。 |
昼 | 昼食 昼寝 おやつ |
11:45
お話・絵本 14:50 お話・絵本 15:00 おやつ |
夕 | 室内遊び 戸外遊び | |
16:30~19:00 | 順次降園 | |
19:00 | 保育終了・閉園 |
保育・教育内容
園庭遊び
園庭には、築山、ボルタリング、ブランコ、鉄棒、滑り台などの屋外遊具があります。「登る」「降りる」「ぶら下がる」「跳ぶ」「揺れる」ということを、遊びを通して経験でき、バランス感覚や運動能力が育ちます。広い園庭で異年齢児が一緒に鬼ごっこやわらべ唄遊びなどの集団遊びも楽しんでいます。
園庭の一番人気は築山です。園庭に出た瞬間、ほとんどの子どもが築山に一直線に進み、登り降りを楽しんでいます。友だちが登っているのを見て負けないようにと刺激を受け意欲的に挑戦する姿や、自分より小さな友だちに手を差しのべる姿も見られます。
ブランコは自分で揺れを操り、手足・筋肉・関節等を動かして、全身の感覚統合を促します。ブランコは順番待ちや交代がつきものです。乗りたい気持ちの折り合いのつけ方や、ルールを遊びながら身につけていきます。
鉄棒は高さの異なる2台があり、子どもの身長に合わせて取り組めます。腕の筋力、バランス感覚、身体認知力が養われます。乳児の間はぶら下がることから始め、成長に合わせて前回りや逆上がり、足かけ回りなどに挑戦しています。
0歳児は保育室の隣に0歳児専用の園庭があり、日光浴や砂遊び、ヨチヨチ歩きを楽しめるようになっています。
園庭と周囲には、季節ごとに種々の花が咲く木が植えてあります。また、野菜を子どもたちと一緒に育て、お水をあげたり成長を観察したりしています。収穫した野菜は昼食やおやつの食材として使用し、食育につなげています。
絵画・造形
当園では子どもたちが日々の生活や遊びの中で、「見る」「聞く」「嗅ぐ」「味わう」「触れる」という五感を使い、体験を重ねることにより、創造力、表現力が育つと考え、造形活動を進めています。
乳児から幼児まで、様々な材料と用具を使用して造形活動を楽しんでいます。季節に応じて「寒天あそび」「泥んこ遊び」「氷遊び」などの感触遊びもおこないます。子どもたちは遊びや生活を通して心が揺れ動かされた経験を作品に表現するようになります。
年に1回、保育園で絵画展を開催し、子どもたちの造形活動をご覧いただけます。園外の各種絵画展に出品することもあります。伏見稲荷大社の本宮祭には園児の絵を献画し、境内に飾られます。
絵本・読み聞かせ
乳幼児期にどのような絵本と出合うかによって、将来読書好きな大人になるかどうかが決まると言われています。そのため本園では、子どもたちがより良い絵本とたくさん出合えるような環境をとても大切にしています。
絵本の美しい絵や言葉は、子どもの脳に良い影響を与えます。また豊かな想像力でファンタジーの世界を楽しむことは、生きていくための希望や勇気を与えてくれます。
乳児クラスでは、絵本の表紙が見えるウオールポケットに絵本を入れ、子どもが読んで欲しいと保育士に伝えたとき、保育士が膝にのせて絵本を読むようにしています。
幼児クラスでは、保育室に絵本棚を置き、子どもたちが好きな絵本を選んで読めるようにしています。友だちと一緒に絵本を見、絵本の世界を共有し、共感したり、感想の違いを話し合う風景も見られます。
子どもたちが絵本の世界を十分に楽しめるよう、読み聞かせの時間をとても大切に考え、お話を展開させて遊んだり、描画活動へつなげたりもしています。
園に置いている絵本は、挿絵や内容を慎重に検討して、子どもに分かりやすく、想像力を育み、心を豊かにするものを選んでいます。
園からの絵本の貸し出しも行っています。
1階のロビーには絵本コーナーがあります。好きな絵本を選んでおにぎり型のベンチにお子さんと保護者の方が座って、絵本を読まれる姿が見られます。大好きな家族の方に読んでもらっているときの子どもたちの表情はとても嬉しそうです。
園外保育
四季折々の変化を感じられる稲荷山や公園などに散歩に出かけています。そこでは友だちや保育士と一緒に、自然を感じ、様々な発見を楽しんでいます。
乳児クラスはお散歩車を利用したり、保育士やお友だちと手をつないで、近隣へ散歩に出かけます。
幼児クラスでは交通機関も利用して、自然豊かでアスレチック設備も備えた八瀬野外保育センターや、お芋掘り、京都御苑への遠足にも出かけています。
これらの園外保育を通じて、社会のマナーや交通ルールも学んでいます。
水遊び・プール遊び
夏には子どもたちの大好きなプール遊びや水遊びを行っています。
乳児クラスは園庭にビニールプールを用意し、一人ひとりに合わせて水遊びをしています。水遊びの後に温水シャワーを浴び、身体を清潔にします。
幼児は、2階のテラスに大きなプールがあり、大胆に水遊びをしています。プールのそばにはトイレと温水シャワーも完備しています。
子どもたちの大好きな水遊びやプール遊びは、命の危険と隣合わせです。お子様の体調、安全、衛生に気をつけ、事故のないように園長、主任、担任が必ず交代で監視をして、体調不良や事故が起こらないように十分注意をはらって行っています。
食事・食育
食事
0歳児の離乳食から、1〜5歳児の昼食とおやつまで、栄養士と管理栄養士が心を込めて美味しい食事を毎日調理し、提供しています。和食を中心に、かつおと昆布の1番出しのみを使用し、食材についてもできるだけ地産にこだわり、魚類は京都の錦市場より仕入れています。子どもたちには食材そのものの味を感じてもらえるよう薄味に仕上げています。週に2日以上は魚料理を提供し、おやつは毎日手作りの品を提供しています。
食育
保育園での食育で子どもたちに伝えたいことは、食事を楽しむこと、本物の味覚のわかる舌を育てること、好きな物を増やすこと、体づくりに色々な栄養が必要なこと、食事のマナー、そして、食事ができるまでにかかわった人達への感謝の気持ちを育てることです。また、クッキング保育や園庭での栽培を通して、自分でもやってみたい、作ってみたいという意欲を育て、保育につなげられる様に工夫しています。
一生に影響する味覚を確立していく重要な時期なので、食事と食育は本園の保育と教育の中で大きな存在と位置づけています。大学の食育専門の先生からもご指導をいただいています。
年間行事
4月 | 入園式・進級式・園外保育(幼児) |
5月 | こどもの日のつどい 園外保育(年長児) |
6月 | 保育参加(幼児)・子育て講演会(全保護者)・幼児クラス懇談会 |
7月 | 七夕のつどい・水遊び始め |
8月 | 水遊び プール・夏祭りごっこ |
9月 | 消防車見学・芋掘り遠足(幼児) |
10月 | 運動会・園外保育(2才児) |
11月 | 収穫祭・園外保育(幼児) |
12月 | 生活発表会・クリスマス |
1月 | お楽しみ会 |
2月 | 節分のつどい・絵画展 |
3月 | ひなまつりのつどい・お別れパーティー・卒園式 |
健康・衛生
子どもたちが毎日健康で安全に過ごせるよう細心の配慮をしています。
午睡時は、衛生面に配慮し簡易ベッドを使用します。乳幼児突然死症候群(SIDS)を防ぐため1歳未満児や持病を持つ子どもには午睡チェックセンサーで体動を検知し体勢を自動記録ができる装置を使用し、呼吸や心拍を常に確認しています。
園内の消毒はアルコールや電解水(アルカリ水、酸性水)、塩素を使用して行っています。また、0歳児の哺乳瓶は殺菌保管庫で管理しています。おもちゃや、家具などは毎日アルコール消毒をして感染症対策をしています。
健康診断年間計画
- 身体測定:
- 全園児(毎月)
- 内科健診:
- 全園児(5月・11月)
- 歯科健診:
- 2歳児・幼児(11月)
- 眼科・耳鼻咽喉科:
- 幼児(6月)
- 尿検査:
- 幼児(6月・11月)
- 視力測定:
- 3歳児(10月) 4・5歳児(5月)